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20年東京パラリンピック 歴史を刻み半世紀 先駆者の思い、次世代へ

冨川文男さん

 <TOKYO PARALYMPIC GAMES>

 県車いす陸上競技連盟の会長、冨川文男さん(68)=岩国市=は、1988年のソウル大会で、車椅子陸上競技のトラック種目とマラソンに出場した。昨年11月には「第39回大分国際車いすマラソン」に参戦し、今も現役選手だ。

 岩国市の離島・黒島出身。中学を卒業後、宇部市の職業訓練所で大工仕事を学び、岩国市内の建設会社に就職した。21歳の誕生日を迎えてまもなく、脊髄(せきずい)の硬膜の外側にうみがたまる病気にかかり、胸から下が動かなくなった。「車椅子で何ができるか分からなかった」と数年間ひきこもり状態が続いた。だが32歳の時、知人に誘われて観戦した「大分国際車いすマラソン」が転機になった。選手の迫力に「あのスタートラインに立ちたい」と心を揺さぶられた。

 車椅子マラソンは下り坂では時速40キロ以上にもなる。初めは怖さもあったが、「風を切る爽快感がたまらない」とのめり込んだ。仕事が終われば、自宅近くの道路を練習場所に毎日20キロ以上を走った。

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