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藤本信介(ふじもと・しんすけ)さん(40)
質量ともに世界有数の「映画大国」となった韓国映画界で、日本人助監督として活躍する。韓国で観客400万人以上を動員し、カンヌ国際映画祭にも出品された話題作「お嬢さん」(2016年、パク・チャヌク監督)でも助監督を務めた。
韓国との出合いは大学生の時。韓国人留学生と知り合って関心を持ち、01年に韓国に1年間、交換留学した。大学卒業後も韓国で、興味のあった映画界に関わり始めた。
「美しき野獣」(06年)の音楽を手がけた作曲家の川井憲次さんの通訳などを任されたのをきっかけに、日韓両国が関わる仕事が増加。日韓合作で妻夫木聡さんが主演の「ノーボーイズ、ノークライ」(09年)では、日韓スタッフの調整役を務めた。製作方法の違いなどで最初は衝突が起きたが、「次第に良い物を作るには相手の協力が必要で、違いをつつくより互いに補完し合おうとする雰囲気になった」という。
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