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20歳初出場・小野が快走 旭化成、「たたき上げ選手」の伝統息づく ニューイヤー駅伝

1位でフィニッシュする旭化成のアンカー・鎧坂哲哉=前橋市で2020年1月1日、喜屋武真之介撮影

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 「ニューイヤー駅伝inぐんま 第64回全日本実業団対抗駅伝競走大会」は1日、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100キロのコースで行われ、旭化成が4時間46分7秒の大会新記録で4連覇を果たし、自らの最多優勝記録を25回に伸ばした。

 20歳の新鋭は、全日本大会初出場とは思えぬ冷静さで勝機を逃さなかった。

 6区の4キロ過ぎ。5秒差の2位でたすきを受けた旭化成の小野はトヨタ自動車の田中に追いつくと、相手の息づかいが荒いと気づいた。「並走するよりも、一気に抜いたほうがいい」。6区で2度の区間賞の実績を持つ田中に対して臆せず勝負を仕掛け、突き放した。先輩の市田宏の区間記録を36秒も更新し、7区の鎧坂に46秒のリードを作ってつないだ。

 今回は主力の大六野が不調でメンバーから外れた影響などで、6区で3年連続区間賞の市田宏を3区に回した。レースは4区でトヨタ自動車に先行されたが、5区の村山謙が区間賞の走りで盛り返したことも大きかった。最近は大卒選手の活躍が目立ったが、好調さを買われてチャンスをつかんだ小野は大分・鶴崎工高出身の2年目。高卒の「たたき上げ選手」の力走は、チームの伝統でもあった。

 駅伝では盤石の強さを見せるが、昨年9月の東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」には一人も出場できなかった。村山謙が「駅伝でもだめだったらと思うと恐ろしかった。絶対に勝たないといけなかった」と口にするほど選手は重圧を感じていた。

 旭化成の全日本初優勝は、初めて東京五輪が開かれた1964年だった。半世紀あまりの時を経て迎える今夏の東京五輪出場を目指す選手たちにとって、この日の勝利は自信を取り戻す一歩になった。【黒澤敬太郎】

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