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点字毎日 更なる飛躍の年に 職場復帰を目指す看護師 中島千恵さん

 化粧をすることで気持ちが晴れる。「きれいね」「すてきね」。お世辞だとわかっていても心が躍る。不思議なことに何だか元気が湧いてくる。「職場に復帰したら病院の中に患者のための化粧コーナーを作りたい」と夢を語る。光を反射してピンク色の口紅がつやつやと光った。

 目はかすかに明るさを感じるが、ものは見えない。もやがかかったようにかすみ、はっきりと見えないと感じたのは約6年前。その1年後には視力はほとんど失われていた。糖尿病患者を看護するエキスパートを目指して専門資格を取得した矢先のことだった。失明の原因ははっきりとは分からない。将来への不安や焦りなど、さまざまな思いが胸にこみあげた。

 戸惑いと苦悩が募り、孤独感に陥った。目が見えなくても上手に化粧をする方法を教わったことが転機をもたらした。「他にも私にできることがあるかもしれない」と想像を巡らせた。次第に笑顔で過ごせる時間が増えていった。

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