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米中のはざまで

日米安全保障条約は1960年1月19日の改定から60年が経過した。自国第一主義を掲げるトランプ米大統領が出現した米国。軍事・経済両面で急速に伸張する中国。両国の2極化が進む中、安保環境はどう変化しているのか。また、日本は両国とどう向き合い、どういう役割を果たせばいいのか。幅広い分野に焦点をあてながら、安保を巡る「いま」を探る。

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自衛隊 無人機開発に力 隊員減見据え 潜水艦にも女性隊員誕生へ

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自衛官候補生の応募状況
自衛官候補生の応募状況

 パネル類が所狭しと並ぶ箱形の装置がゆっくりと20度、前傾した。ずり落ちそうになり、思わず天井の手すりに手を伸ばす。「フライトシミュレーターの潜水艦バージョンです」。広島県呉市にある海上自衛隊潜水艦教育訓練隊。日高隆司令(1等海佐)が説明した。

 同隊は、海自の潜水艦乗りを目指す隊員を教育する部隊。海自の「対潜戦」は米軍も一目置くお家芸で、その担い手を育てる。訓練装置では潜水艦が海に潜る「潜航」などの基本動作を教え込む。「潜水艦に憧れてくる人が結構いるが、『自分には合っていない。やめたい』と言う人が必ず出てくる」と日高司令。「彼らを説得して、やりがいのある場所だと教えるのが重要」と力説した。

 男性ばかりだった潜水艦乗りに女性隊員が誕生する見込みだ。19年度中に女性候補者が同隊に入り、20年夏には部隊で実習を始める可能性がある。少子化が進む中、要員確保に女性隊員の定着が欠かせない。

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