渋沢栄一、根底に愛 97歳孫、全国で伝える

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1927年3月3日、ひな祭りのお祝いにて。前列中央が渋沢栄一、右隣が鮫島純子さん=渋沢史料館所蔵
1927年3月3日、ひな祭りのお祝いにて。前列中央が渋沢栄一、右隣が鮫島純子さん=渋沢史料館所蔵

 近代日本経済の基礎を築いた実業家で「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一(1840~1931年)の孫が、97歳にして講演活動などで全国を飛び回っている。東京都内に住むエッセイストの鮫島純子(すみこ)さんだ。渋沢は2024年度発行の新1万円札の「顔」に選ばれるなど改めて脚光を浴びており、「祖父の生き方の根底に、常に『愛』があったことを知ってほしい」と話す。【大島祥平】

 鮫島さんは1922年東京生まれ。翌年に関東大震災が発生した際は東京都内の渋沢邸近くに住んでおり、被災した近隣住民に渋沢家の人たちがおにぎりを配るのを母が手伝ったと後に聞かされた。「みんなが幸せと感じる世の中を作りたいというのが祖父の原動力だった」。成長してから数多くの功績を知ったが、実際に触れ合った祖父の記憶は普通の好々爺(こうこうや)そのものだった。

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