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晴レルデ

大阪メルロー/1 羽曳野の未知なるブドウ

品種が未解明のブドウを摘み取る仲村現二さん=大阪府羽曳野市小ケ谷で2019年8月21日、高尾具成撮影

 大阪府羽曳野市の丘陵地を寒風が吹き抜けてゆく。冬、房も葉も落とした裸同然のブドウ畑は寒々しい。だが、「仲村わいん工房」(羽曳野市飛鳥)代表で醸造家の仲村現二さん(62)は、休眠期に入ったブドウの木々を前に一本、また一本と既に次の収穫期に向けての剪定(せんてい)作業に明け暮れていた。

 生食用のブドウ栽培農家が、古くから栄えてきた大阪南東部にはワイン醸造所(ワイナリー)も点在する。仲村さんは30歳の頃から父光夫さん(2003年10月18日に80歳で他界)とともにワイン用のブドウ栽培を手掛け、畑を受け継いだ。幼い頃から慣れ親しんだブドウだが、本格的なワイン造りは1993年からになる。同市内の約3.8ヘクタールの自家農園で米国系品種デラウェアや欧州系品種のメルロー、ピノ・ノワールなどを栽培し、ワインを醸造している。

 「ブドウづくりに、とてつもない力を注ぐワイン醸造家がいる」。そんなうわさが首都圏を中心にワイン販売業者や飲食店主らに広がり、近年、販売量は年1万6000本(720ミリリットル瓶換算)ほどになった。だが、今も自家製の機械で搾り、ほぼ手作業によるワイン造りを追求している。「ええブドウをつくっとたらね。ええワインができるんですわ」

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