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開かれた新聞委員会

2020 座談会(その1) 混沌の世界、どう報道

(奥列左から)吉永みち子氏、池上彰氏、荻上チキ氏、鈴木秀美氏=東京都千代田区で昨年12月14日

 東西冷戦の終結から30年が経過し、現行の日米安保条約の調印60年という節目の年を迎えました。米中の覇権争いが激化し、混沌(こんとん)とする国際情勢をどう報じていったらよいでしょうか。国内に目を向ければ、「桜を見る会」問題に象徴されるように長期政権の緩みが顕在化していく中で、報道機関のあるべき姿も改めて問われています。【司会は渋谷卓司・開かれた新聞委員会事務局長、写真は竹内紀臣】(座談会は昨年12月14日開催。紙面は東京本社最終版を基にしました)

 澤田克己外信部長 冷戦後の世界がどう変わってきたのかという連載などに取り組んできました。たとえば危機的な状況にある気候変動に関して、世界がどういう方向に向かっているのか、日本はどう対応しようとしているのか、また日本が抱える課題などを報じてきました。国際報道とは言いつつ日本国内の動きも非常に大きな要素になります。パリ協定に絡む日本の石炭火力発電の問題は象徴的なケースです。

 塚田健太編集編成局次長 2020年は日米安保60年という節目の年です。安全保障環境は世界情勢が大きく変わる中、大きな転機を迎えています。中国がすべての面で急成長を遂げる中、自国第一主義に傾く米国が日本に安保関連の負担増を強く求めてきています。日米同盟を保ちながら環太平洋パートナーシップ協定(TPP)で中国に対峙(たいじ)していくという日本が描いていたシナリオは変わりつつあります。日本が米中にどう…

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