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TOKYOスイッチ

第1部 理念/4 戻れぬ福島、伝えたい 震災刻む柱時計寄贈 復興五輪「まだまだ」

自宅に戻り、柱時計が掛けてあった場所に手をやる今野斉さん=福島県浪江町で2019年12月、玉城達郎撮影

 東京電力福島第1原発から北に約5キロ。福島県双葉町内で今、ある建物の工事が急ピッチで進んでいる。東日本大震災と原発事故を後世に伝える県の施設「伝承館」。総事業費約53億円は全額国の交付金などで賄われ、五輪前のオープンを目指している。「復興五輪」をPRするため海外メディアのツアーにも組み込まれる予定だ。

 「まだまだ復興を前面に押し出せる時ではない」。被災者からは冷めた声も聞こえてくる中、浪江町赤宇木(あこうぎ)で自動車整備業を営んでいた今野斉(ひとし)さん(65)は2019年10月、悩んだ末、自宅に22年間掛かっていた柱時計を寄贈した。長針は震災時に落下した弾みでずれたらしく、午後2時44分を指して止まっている。

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