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競技では「女性」を選択 葛藤抱きつつ「声を上げ、社会が変わるきっかけに」 棒高跳びの佐藤湊さん

「デフアスリート」の佐藤湊さん=横浜市保土ケ谷区の横浜国立大グラウンドで2019年12月23日、内藤絵美撮影

 マットに飛び込んだ時の衝撃で壊れないよう、補聴器は外す。リズムよく刻む助走の足音は、自分には聞こえない。長さ4メートルのグラスファイバー製の棒をマット手前のボックスに突き立て、一瞬、宙を舞う。はじかれるように体をしならせ、足先からバーの向こうへ。

 聴覚障害がある棒高跳び選手、佐藤湊(そう)さん(24)は戸籍上は女性だが、トランスジェンダーを公表して競技に打ち込んでいる。パラリンピックに聴覚障害の枠はなく、目標は2021年に開かれる聴覚障害者の国際大会「デフリンピック」での金メダルだ。

 棒高跳びを始めたのは、高校2年の時。ろう学校の部活の顧問に誘われ、「空中にはじかれる感覚」にはまった。試合で力を発揮できれば、「支えてくれる人たちに感謝を伝えられる場」にもなる。

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