メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

パラスポーツ体験記

/3 ブラインドサッカー 恐怖に勝つ、仲間の声 音を頼りに情報把握 /北陸

アイマスクをして、ドリブルシュートを決める練習。ゴールの後ろにいるガイドの声を頼りに蹴り込む=金沢市小立野で、林哲平撮影

 人は全体の情報の8割を視覚から得ているとされる。それを失った状態で、サッカーという激しいスポーツができるのだろうか。一方で、全く違う楽しさがあるのかも……。

 そんな不安と期待を抱えながら、石川県立盲学校(金沢市小立野)で2019年12月に開かれたブラインドサッカー(BS)の体験会に加わった。

 BSでは目の見えるゴールキーパーを除くフィールドプレーヤー4人がアイマスクをつける。体験会の練習でもアイマスクをつけて歩くことから始まる。拍手や声で誘導する参加者が立つ約10メートル先が目標地点だ。見える状態ならすぐそばだが、「全盲」になるとその数倍にも感じる。「右です、右」。誘導役から飛ぶ言葉に、自分から見て右? どれくらい右? と頭はフル回転。数十秒をかけて歩き切った時には、胸をなでおろした。

 次は約2メートル先のコーンにボールを蹴って当てる練習だ。転がると「シャンシャン」と音の鳴る専用のボールを足元に置いてもらう。足の裏でボールを感じられるものの、蹴る瞬間は推測に頼るしかない。案の定、ボールはコーンの右約50センチのところを力なく転がっていった。

この記事は有料記事です。

残り610文字(全文1088文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 中国軍機、台湾識別圏進入 異例の28機 米、圧力停止を要請

  2. インド農民、デモ2カ月 自由化反対、打開策見えず

  3. 「市にうそつきと思われショック」児童扶養手当、突然の打ち切り 元夫の意外な行動

  4. 野田聖子氏、岐阜県連会長辞任を表明 保守分裂の知事選、「父と娘」の代理戦争

  5. 「地域から協力金集めて慰安旅行」 幽霊消防団員巡り告発続々 地域社会にあつれき

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです