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寺内選手、6回目の五輪(その2止) 五輪で答え出す

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飛び込みナショナルチームの練習を終えて、東京五輪への抱負を語る寺内健選手=金沢市の金沢プールで2019年12月4日、山崎一輝撮影
飛び込みナショナルチームの練習を終えて、東京五輪への抱負を語る寺内健選手=金沢市の金沢プールで2019年12月4日、山崎一輝撮影

 

 ◆飛び込み界初のメダル求め

引退から現役復帰

 約1年半のサラリーマン生活を経て2011年に現役復帰した。飛び込み界の第一人者、寺内健(けん)選手(ミキハウス)は今、そんなブランクがあったとは感じさせない。昨年8月に39歳となった。13歳の玉井陸斗選手(JSS宝塚)ら実力ある新鋭が次々と台頭する中、夏季では日本選手最多タイ6回目の出場となる東京五輪に挑む。「過去5大会でなし得なかった思いをぶつけたい」。観客だけではなく自らも納得できる「ダイブ」を見せ、メダルをつかめるか――。

 飛び込み競技の五輪種目には2種類ある。水面上3メートルの弾力性がある板から跳ね上がって飛び込む「板飛び込み」と、10メートルの飛び込み台からダイブする「高飛び込み」だ。着水まで2秒弱という短時間に高度な技を繰り出す採点競技。「ノースプラッシュ」と呼ばれる水しぶきを上げない入水は高得点となる。「一瞬の美」。それを極めていく魅力について「6本飛ぶ演技にストーリーを入れ込みます。ただ、いつになっても正…

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