メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

TOKYOスイッチ

第1部 理念/5 競技も恋も、自分らしく 聴覚障害選手、トランスジェンダー公表

 マットに飛び込んだ時の衝撃で壊れないよう、補聴器は外す。リズムよく刻む助走の足音は聞こえない。長さ4メートルのグラスファイバー製の棒をマット手前のボックスに突き立て、一瞬、宙を舞う。はじかれるように体をしならせ、足先からバーの向こうへ。

 聴覚障害がある棒高跳び選手、佐藤湊(そう)さん(24)は戸籍上は女性だが、トランスジェンダーを公表して競技に打ち込んでいる。パラリンピックに聴覚障害の枠はなく、目標は2021年に開かれる聴覚障害者の国際大会「デフリンピック」での金メダルだ。

 棒高跳びを始めたのは、高校2年の時。ろう学校の部活の顧問に誘われ、「空中にはじかれる感覚」にはまった。試合で力を発揮できれば、「支えてくれる人たちに感謝を伝えられる場」にもなる。

この記事は有料記事です。

残り1655文字(全文1985文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 『鬼滅の刃』2日連続で全国5紙ジャック、朝刊に広告「想いは不滅」 主要15キャラの名言&作者メッセージ掲載

  2. 長女はひつぎにうどんを二つ… 原爆小頭症の吉本さん逝く 孤独と痛みに耐えた74年

  3. 「自分が冤罪被害とは」事故1年後に逮捕の母 乳幼児揺さぶられ症候群

  4. コロナで変わる世界 <教育編 インタビュー①>山極寿一氏が恐れる「オンラインで済む」という感覚 「知識だけでなく体験共有を」

  5. 120度の高温で生息する微生物群発見 海底下1200メートル掘削調査

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです