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世界女王を狙う14歳クライマー 東京五輪「めっちゃ刺激になる」

クライミング施設で練習する小池はなさん=川口市で2019年11月30日、鈴木篤志撮影

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 中学生クライマーの小池はなさん(14)にとって、2019年は飛躍の年だった。イタリアで8月に開かれたスポーツクライミング世界ユース選手権。04、05年生まれが対象のユースBのリード種目で銀、ボルダリングでも銅メダルを獲得し、初の世界大会で表彰台に立った。「目標はワールドカップ(W杯)の年間女王と五輪のメダル。そのためにもユース日本代表として表彰台の頂点を目指す」。今年は将来を見据えた挑戦の年だ。

 5歳で競技のとりこになり、12歳でジュニアオリンピックカップ、13歳の時には日本ユース選手権リード競技大会を制覇。年代別のカテゴリーを着実に駆け上がってきた。埼玉県川口市立幸並中の2年生は「ゲームは勝つまでやる。運動会でも狙うのは1位」という負けず嫌い。世界ユースの好成績にも「勝てたはずだった。一つ一つの課題に対応できていなかった」と悔しさを口にして、1日5、6時間も練習で壁に向かう。

 日本はボルダリング、リード種目の国別ランキングで常にトップクラスの強豪国だ。世界の舞台で頂点に立つには、まず国内のライバルたちに勝たなければならない。「同年代にはいつでも勝てる準備をして、得意のリードは1位を取っていきたい」。3月にはシニアと戦える大会、リード・ジャパンカップに出場予定で、「去年は決勝に残って8位。大人基準の距離と動きが求められるけど、勝つ気で頑張る」と言葉に力を込める。

 目標はしっかりと定まった。今シーズンはまだユースBの年齢だが、16歳からのユースAでW杯に参戦し、その先の五輪へ。「東京五輪はめっちゃ刺激になります。チケット外れたので生観戦はできないけど勉強になるし、いつか自分も必ずって」。重力に逆らって突起物に爪先と指をかけ、力を込めて壁を登る。到達点には描いた夢がきっと待っている。【鈴木篤志】

スポーツクライミング

 命綱のロープを付けて12メートル以上の壁をどこまで登れるかを競うリード、高さ5メートル以下の壁の複数のコースを制限時間内にいくつ登れたかを競うボルダリング、15メートルの壁で登るスピードを競うスピードの3種目。初採用の東京五輪では3種目合計の複合のみ行われる。

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