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1970年への旅 安保に揺れた政治の季節 学生運動、ベ平連、ラブ&ピース…

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大隈重信像前広場に立て看板が林立する早稲田大キャンパス=1970年4月
大隈重信像前広場に立て看板が林立する早稲田大キャンパス=1970年4月

 出てくるわ、出てくるわ。まるで「1970年」が詰まったタイムカプセルのようだ。「ちょっと僕、収集癖があるもんだからね」。作家の小中陽太郎さん、東京は世田谷区等々力の自宅書斎に積まれた段ボール箱からごそごそ黄ばんだ雑誌や資料のたぐいを掘り出している。御年85。あいまいになりつつある記憶を呼び起こすように小さな活字に目を凝らす。「おお、楽しそうなことやってるなあ。ほら、70年は『少年マガジン』でこんな連載までしているよ」

 スクラップ帳に貼り込まれていたのは「モーレツ学入門 なんでもゲバろう」。小中センセイが「もやしっこ」の子供たちに「ママゴン」ら大人をギャフンといわせる裏技を指南するナンセンスコラムだ。元NHKディレクター、65年に作家の小田実さん(2007年に75歳で死去)らと市民運動「ベトナムに平和を!市民連合(ベ平連)」を設立、70年安保に揺れる政治の季節にメディアで発言し続けた。「ゆくゆくは野坂昭如みたい…

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