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犬が西向きゃ

国際化は肩肘張らずに=高尾具成

 不慣れとは言えない土地でも、海外出身の人に、道を尋ねる機会が多くなった。少し前までは、ばつの悪さもあったが、近年はその土地に精通した外国人も多い。遠慮なく道案内をお願いすると、こちら側が、相手の生まれ故郷を知っているなんてこともある。

 反対に、海外で道を尋ねられた経験を持つ人もいるだろう。イランの首都テヘランの公園をぶらぶらとしている時だった。アフガニスタン難民のハザラ人男性2人組に、彼らが働きに行くビル建設現場の所在地を聞かれた。「ジャポニだよ。アフガーニじゃないよ」

 ハザラ人だと分かったのは事前学習があったからだ。「文明の十字路」と呼ばれるアフガンは多民族が暮らす。だが、国情は安定せず、隣国などに逃れて暮らす難民らは少なくない。破壊された巨大石仏で知られるバーミヤン周辺に多いハザラの人々は、親近感を抱くほど「私たち」によく似ている。彼らもそれを承知しているらしく、笑いあい握手をして別れた。

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