「警備が甘い関空からゴーン被告脱出」米紙報道 支援者、10空港以上下見か

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プライベートジェット利用客の専用施設「プレミアムゲート玉響」。ゴーン被告らはここを通って出国したとみられる=関西国際空港で2020年1月6日午後5時40分、鶴見泰寿撮影
プライベートジェット利用客の専用施設「プレミアムゲート玉響」。ゴーン被告らはここを通って出国したとみられる=関西国際空港で2020年1月6日午後5時40分、鶴見泰寿撮影

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件で、この逃亡計画に関わったグループが事前に日本を20回以上訪れ、国内10カ所以上の空港を下見していたと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が5日、報じた。このうち、関西国際空港の警備が甘いことに気づき、同空港から脱出することが決まったという。

 前会長は2019年12月29日夜、コンサート用の音響機器を運ぶ大型の箱に潜んでプライベートジェットに乗り込んだとされる。同紙によると、逃亡計画には異なる国の10~15人が関与。約3カ月前の下見で、関西国際空港のプライベートジェットの専用ゲートは人が少なく、大型荷物は同空港のエックス線検査の装置に入らないことが分かったという。

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