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記者たちの記憶・阪神大震災25年

阪神大震災が1月17日で発生から25年の節目を迎える。毎日新聞では記者が全国から集結、長期にわたり取材に当たった。東日本大震災が起きるまで、国内では戦後最大だった自然災害から四半世紀を経て、記者が当時を振り返る。

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掲載が始まった1995年1月19日朝刊の「希望新聞」。大阪本社の書庫に残る紙面はすっかり黄ばんでいた=山本直撮影
掲載が始まった1995年1月19日朝刊の「希望新聞」。大阪本社の書庫に残る紙面はすっかり黄ばんでいた=山本直撮影

 「被災者のためのページが必要だ」。そんな電話を本社にかけてきたのは広島支局長だった。被災地から離れていたので、客観的に新聞を読むことができたのだろう。震災発生翌日の1月18日朝だったと思う。

 本社10階の宿直室で震災に遭遇した。14階の編集室に駆け上ると、スプリンクラーの水がコンピューター端末にも降り注ぎ、「夕刊は出せるか」と青ざめた。「朝だと思う」と書いたのは、混乱の中でその後の細かい記憶が飛んでしまったから…

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