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養老先生のさかさま人間学

解剖学者の養老孟司さんが、ユニークな視点で世の中のできことを語ります。

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世界は人だけではない

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 ネズミは「鼠」と書きます。漢字は難しいですが、昔から人の生活にとても親しく、身近な動物でした。わたしが子どものころは天井裏をネズミが駆け巡る音がよく聞こえました。懐かしいですねえ。

 だからネコを飼ったんですね。中学生のころにネコがじっと溝を見ていたのを覚えています。そこをネズミが出入りしていたんです。ネズミを見つけたら、次に顔を出すまで待って、捕まえる。そういうときのネコは辛抱強いんですよ。

 大学生の時には学校の廊下でネズミをよく見かけました。そのネズミが目当ての野良ネコまで入りこんでいたんですから、今では考えられませんね。実験用のネズミはおりに入れられて、冷暖房完備。廊下にいたのは野生のクマネズミです。

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