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TOKYOスイッチ

第1部 理念/7止 前へ 仲間となら 頸髄損傷、ボッチャに出合う 段差3センチ、阻まれても

ボッチャを練習できるホールを訪れ、ひとり、ボールを投げる大蔵幸弘さん=大分県中津市で2019年12月21日、上入来尚撮影

 四肢の中で唯一動く左腕が武器だ。おわん形の道具を左手に付け、赤いボールを乗せてもらう。曲げた腕を振り、タイミングを計って肘を伸ばす。ボールは何度か跳ねると無音で転がり、数メートル先にある目標の白いボールへ真っすぐ向かった。歓声も拍手もない。そこにいるのは記者を除いて1人だけだから。

 2019年12月、大分県中津市にある教育福祉センターのホール。近くに住む大蔵幸弘さん(20)は電動車いすの上で少し冗舌になった。「遠くに投げるのは苦手。コントロールには自信があるんだけど」「敵のボールをはじいたり、味方のボールを守ったり。戦略を練るのが面白い」。そして、こう続けた。「やっぱり、またやりたいな」

 パラリンピック競技のボッチャ。交通事故後の入院先で出合い、のめり込んだ。帰宅と引き換えにスポーツは遠ざかったが、仲間を得て、チャンスを取り戻そうとしている。

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