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石川県の谷本正憲知事は6日の記者会見で、復元を検討している金沢城二の丸御殿について、内外装の仕様などを詳細に記した再建当時の史料が新たに確認されたと明らかにし、「夢の実現に向けて大きく前進した」と述べた。年度内にも専門家らでつくる「金沢城二の丸御殿調査検討委員会」を開き、復元可能性を認める最終報告がまとまれば来年度は一部区域の整備に向けた基本方針の策定に着手したいとの意欲を示した。【阿部弘賢】
見つかったのは、大火で焼失した二の丸御殿が再建された翌1811年に作成された「二之御丸御殿御造営内装等覚及び見本・絵形」(4冊組)で、前田家が金沢市に寄贈した「加越能文庫」に保管されていた。前田家の大工棟梁(とうりょう)が二の丸御殿の内外装について文章や実物見本、図面でまとめたもので、部屋や場所ごとに材料や仕様、仕上げ方法について説明していた。また165種類ある飾金具についても、彩色絵図を使って…
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