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「美帆、会いたくて会いたくて仕方ありません」相模原殺傷事件で娘失った母が手記

中学1年の時の美帆さん。出掛けた時に撮影された写真で、200人ほどが参列した葬儀の際に遺影で使った=遺族提供

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者ら45人が殺傷された事件の裁判員裁判が横浜地裁で始まるのを前に、19歳の娘を失った母親が手記を公表した。娘の名は美帆(みほ)さん。娘が生きた証しを残そうと思い、何度も思い出の涙を流して筆を止めながら書き上げた文面には「時間がたつほどに会いたい思いは強くなるばかりです。会いたくて会いたくて仕方ありません」とつづっている。

 「本当に笑顔がすてきでかわいくてしかたがない自慢の娘でした」。手記には、愛娘の思い出があふれている。美帆さんはアンパンマンやミッフィーなどが大好きで、人気グループ「いきものがかり」の曲が流れると踊って楽しんでいた。母親は誕生日には笑顔の遺影の前にケーキを供えて、成長していただろう姿を思い浮かべる。事件から約3年半になる現在も、喪失感から納骨できずにいる。

 美帆さんは3歳を過ぎたころ、重度の自閉症とわかったものの、児童寮や学校で頑張っていたという。「言葉はありませんでしたが、人の心をつかむのが上手で、何気にすーっと人の横に近づいていって前から知り合いのように接していました。皆が美帆にやさしく接してくれたので、人が大好きでした」。母親が娘の在りし日の姿を忘れることはない。

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