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「美帆の名覚えていて」遺族が実名公表、匿名に違和感 相模原殺傷事件初公判

事件があった3カ月ほど前に撮影された美帆さんの写真。翌年に成人式を控え、母親は「もう少し髪が伸びたら晴れ着を着て一緒に写真を撮ることを楽しみにしていた」と振り返る=遺族提供

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、利用者ら45人が殺傷された事件で、娘を殺害された母親が8日、娘の名前を公表した。名前は美帆(みほ)さん。19歳だった。同日から始まる元同園職員、植松聖(さとし)被告(29)=殺人罪などで起訴=に対する裁判員裁判では横浜地裁が被害者の名前を法廷で明らかにせず「甲A」「乙B」といった記号で呼ぶことを決めている。母親はこの呼び方に違和感を覚え、納得がいかないと考えて名前の公表を決断したという。

 母親は毎日新聞の取材に対して公表に踏み切った理由を「ちゃんと美帆という名前がある」と語る。同日公表した手記では「自慢の娘でした」と振り返り、「美帆は一生懸命生きていました。その証を残したい。美帆の名を覚えていてほしい」と思いをつづっている。

 事件後、神奈川県警は「遺族の強い要望」を理由に被害者の氏名を公表しない異例の措置をとっていた。施設の利用者19人が殺害され、26人が負傷したものの、被害者の名前が公表されたのは家族らが取材に公表を了承したケースなどごく数人に限られていた。

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