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全国高校eスポーツ選手権

17歳女子、ゲーマー兼モデル 高校eスポーツV貢献

「リーグ・オブ・レジェンド」部門で優勝したN高の大友美有さん(左)ら=東京都渋谷区で2019年12月29日、丸山博撮影

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 2019年12月に東京都内で開催された対戦型コンピューターゲームの腕前を競う「第2回全国高校eスポーツ選手権」(毎日新聞社など主催)の決勝大会で、初めて女子選手が活躍する姿があった。「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」部門で初優勝したN高(沖縄)2年の登録名「ShakeSpeare(シェイクスピア)」こと大友美有(みゆう)さん。同世代で指折りの実力を持つ17歳はモデルとしても活動するなどマルチな才能を見せる。【田原和宏】

甘く見られたくない

 誇らしげに優勝トロフィーを掲げる選手たちの輪の中に、大友さんの姿があった。「絶対に優勝するつもりだった。女子だからといって甘く見るような風潮は消したかった」と笑顔で振り返った。

 年齢、性別を超えて誰でも楽しめるのがeスポーツの魅力だが、調査会社「ニールセン」が18年に発表した報告書によると、日本国内の愛好者の男女比は7対3。競技となると、女子選手はさらに少なくなるのが実情だ。大友さんも「同世代(の女子)はほとんど見たことがない」と話す。

 18年の世界大会は約9960万人がインターネットで観戦したというLoLは、特徴の異なる140超の種類から選択したキャラクターを操作し、仲間と助け合いながら相手の本拠地を攻める陣取りゲームだ。大友さんは中学2年の時に友人と一緒に楽しみたいと始めたが、その奥深さにすぐに夢中になった。「ゲームを通して仲間ができるのが魅力だった」と振り返る。

腕磨くため転校

 eスポーツはインターネットを通じて対戦するのが一般的で、名前や性別を明かしてプレーするわけではない。女子と分かると見下されることもあったが、その度に実力で見返してきた。埼玉県出身で、県内の公立高校に在籍していたが、大会に出場するための選手集めが難しく、19年夏、プロゲーマーが指導する通信制のN高に転校。腕に磨きをかけた。

 ただし、将来の夢はプロ選手ではなくモデル。19年は、イベント事業などを展開する「エイチジェイ」主催の「女子高生ミスコン2019」に挑戦してファイナリストに残ったほか、国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション」の10代向けのイベントにも参加。約2500人の前で歩いた。

 eスポーツで優勝するために転校を選択し、夢であるモデルにも一歩踏み出し「自分のやりたいことをやるために行動してよかった」。新年も挑戦に満ちた日々が続く。

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