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1970年への旅 大阪万博 「調和」より「進歩」? 小松左京さんが残した宿題は…

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「万国博を考える会」の主要メンバーとして活動していた頃の小松左京さん=兵庫県尼崎市で1966年
「万国博を考える会」の主要メンバーとして活動していた頃の小松左京さん=兵庫県尼崎市で1966年

 なぜだか胸が熱くなる。見上げていると、絶大なエネルギーがひしひしと伝わってくる。冬晴れの青空の下、太陽の塔は真正面を見据え、胸を張って立っていた。大阪府吹田市の万博記念公園に残る塔の高さは70メートル。完成から半世紀後の今に生きる私たちはすでに、634メートルという東京スカイツリーの高さを知っているのに、なぜこんなに大きく感じるのだろう。

 1970年の大阪万博でテーマ館だったこの塔は、芸術家の岡本太郎さん(96年に84歳で死去)が生み出した。その岡本さんの起用を強く推したのが、万博のサブテーマ委員を務めたSF作家の小松左京さん(2011年に80歳で死去)だった。開催時、次男の小松実盛(さねもり)さん(56)は小学1年生。近くに住んでいたこともあり、会場には10回以上足を運んだ。「父は太陽の塔の内部の展示を任されていたので、いつも塔…

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