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こころの天気図

避難生活への備えを=東京大教授、精神科医 佐々木司

震災から2カ月後の宮城県気仙沼市の避難所。避難生活が長引くと、不眠など精神面のダメージも大きくなる=手塚耕一郎撮影

 昨年12月、NHK総合テレビで、東京直下型地震の特集番組が1週間にわたり放送された。ご覧になった方もいるだろう。多少想像はしていたが、あまりの影響の大きさにがくぜんとした。地震・余震の直接的被害もさることながら、特に印象的だったのは避難生活での困難だ。

 地震では水道や電気などのライフライン、日用品の供給がストップするので、自宅が無事で住み続けられるとしても、水や食料など生存に不可欠な物資が欠乏する。トイレも使えなくなる。政治経済の中心で、かつ数千万の住民を抱える大都市圏でこのような状況となれば、復旧はこれまでの震災よりずっと遅れるだろう。週はおろか月単位で避難生活が続くかもしれない。

 そうなると、人々の精神面にも大きな混乱とダメージが生じる可能性がある。例えば不眠である。避難所で見知らぬ人と段ボール1枚隔てて生活する状況では、今までよく眠れていた人にも不眠は起こり得る。自宅で過ごせても停電でエアコンが使えないから、夏と冬は暑さ寒さで不眠になりやすい。

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