イランは8日、イラク国内の米軍が駐留する基地2カ所を弾道ミサイルで攻撃し、米国に対して反撃能力を保持していることを見せつけた。トランプ米政権は2018年5月、主要6カ国とイランが結んだ核合意から一方的に離脱した際、イランのミサイル開発が制限できていないことも理由に挙げたが、その懸念が現実となった形だ。
イランのミサイル開発は、1980年に始まったイラン・イラク戦争がきっかけだ。ソ連が開発した弾道ミサイルを撃ち込んでくるイラクに対抗し、北朝鮮から短距離ミサイル「スカッド」を購入。その後も「ノドン」や「ムスダン」などを調達し、改良を加えながら開発を続けた。
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