サンマ10年で価格4.6倍 1匹200円超す時代 「豊漁すぎる」イワシも不漁の原因?

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 秋の味覚の代表格であるサンマの不漁が深刻化している。全国さんま棒受網漁業協同組合によると、昨年の全国の水揚げ量は過去最低となり、漁港で取引される価格はこの10年で約4・6倍に上昇した。不漁の背景にある資源量の減少などは解消のめどが立っておらず、サンマは食卓から遠のきつつある。

 「サンマの水揚げが少なく燃料代だけかかる状況。漁師の経営は非常に苦しい」。同組合の大石浩平専務理事は不漁による漁業者の窮状を訴える。

 日本の沿岸近くに回遊するサンマが減り、遠い漁場で操業せざるを得なくなった結果、燃料代が上昇。昨年の全国の水揚げ量は前年比66%減の約4万トンに落ち込む一方、10キロ当たりの価格は前年の約1・7倍の3160円まで上がった。700円弱だった10年前を大幅に上回り、価格データが公表されている1989年以降で最高値となった。

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