お家芸の柔道の中でも世界選手権で女子52キロ級を2連覇し、東京五輪金メダルを狙う阿部詩(19)=日体大。7日、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた女子日本代表の年始合宿で、はつらつとした動きを見せた。五輪イヤーを迎え、表情から期待を背負う覚悟が伝わる。
「2020年になって、やっと東京五輪が近づいてきた。目指すところはずっと一緒でやってきた。その気持ちを誰よりも強く持つことが大切。本当にやるしかない。五輪で優勝しかない」
世界女王として迎えた19年11月のグランドスラム大阪決勝。優勝すれば五輪代表が決まる可能性が高かったが、18年世界選手権3位のアマンディーヌ・ブシャール(フランス)に敗れた。追われる立場の重圧を味わったが、気持ちは切り替わっている。
「自分から攻められなくて、パニックになった。冷静になることができなくて投げられた。試合中は冷静に戦うべきだと改めて分かった。まだまだ足りない部分がある、伸ばせるところがあると前向きにとらえたい」
7日の練習では日本ブラジリアン柔術連盟の中井祐樹会長(49)から寝技や関節技を学んだ。18年から原則、技によるポイント以外では決着が…
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