「第3のビール」強化 10月から減税進む「ビール」への販売シフトも 大手4社の事業方針

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 ビール大手4社の2020年の事業方針が9日までに出そろった。各社とも昨年の消費税増税の影響で節約志向が継続するとみて安価な「第3のビール」を強化する一方、ビールについても10月から6年かけて進む酒税法改正で減税となる追い風を受け、販売比率を中長期的に高める両にらみの戦略だ。

 「酒税が一本化されたとき強いブランド以外は淘汰(とうた)される。今、ブランドを強くしていくことが競争優位の源泉だ」。キリンビールの布施孝之社長は8日の説明会で、こう強調した。第3のビールは酒税法改正で増税となるが、ビールより安価なため節約志向の消費者に人気だ。キリンは好調な第3のビール「本麒麟」を4月に大幅にリニューアル。よりビールに近い味わいにこだわり、販売拡大を狙う。

 サントリーも第3の「金麦」を強化する。人気女優を起用した新たなテレビCMなどで「ブランドを盤石なものにする」(サントリービール・西田英一郎社長)。アサヒ、サッポロも今年中に第3の新商品を発売する予定だ。

この記事は有料記事です。

残り887文字(全文1315文字)

あわせて読みたい

注目の特集