「僕がお金を集める」 兄弟で自転車乗り日本一周の記憶 阪神大震災25年で思い新た

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自転車で日本一周をして募金活動をする矢崎正道さん(右)と直道さん(中央)=北海道小樽市で1997年8月15日、母親の矢崎由美子さん提供
自転車で日本一周をして募金活動をする矢崎正道さん(右)と直道さん(中央)=北海道小樽市で1997年8月15日、母親の矢崎由美子さん提供

 阪神大震災の2年半後、兵庫県芦屋市に住む小学生の兄弟が、被災者支援を訴えるため、夏休みに自転車で日本を一周した。2台の自転車は震災を伝える貴重な資料として神戸市と堺市で展示されている。当時10歳と8歳だった2人は現在、共に30歳を超えた。「自転車が阪神大震災を思い出すきっかけになってくれたら」と願う。

 2人は矢崎正道さん(33)と直道さん(30)。1995年1月17日、公団住宅の10階の自宅で2段ベッドに寝ていて震災に見舞われた。家財道具はめちゃくちゃに壊れ、母由美子さん(67)は一時タンスの下敷きになった。強い揺れを体験したせいか、直道さんは直後、嘔吐(おうと)を繰り返した。

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