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赤れんがの内壁に、埋め込まれた重厚な食器棚、布張りのソファ……。まるでタイムスリップしたような空間が広がる喫茶店、大和郡山市の「コーヒーと洋食 角砂糖」。オーナーの小林有紀江さん(43)は「昔、喫茶店は憧れの『大人の場所』だった。その頃の雰囲気を楽しんでほしい」と話している。【横田美晴】
店舗は元々、昭和50年代に喫茶店として建てられた建物。その後、お好み焼き屋や居酒屋などに経営が変わり、しばらくは自家焙煎(ばいせん)コーヒーの販売で知られる「K COFFEE(ケー・コーヒー)」(同市)の焙煎機設置場所として使われていた。
建築当時のまま残る建物や内装に一目ぼれしたのが、ケー・コーヒー従業員だった小林さん。ホテルのレストランなどで調理師として働いた経験を持ち、「いずれは店を」と夢見ていた小林さんは、背中を押されるように行動を起こし、建物を借り受けて2019年5月、「角砂糖」をオープンさせた。
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