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介護者同士、共感し支え合う

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一条さんが創刊した「かいごマガジン そこここ」の読者たち。カフェに集い、それぞれの介護の悩みを語り合う=一条さん提供
一条さんが創刊した「かいごマガジン そこここ」の読者たち。カフェに集い、それぞれの介護の悩みを語り合う=一条さん提供

 家族の介護を続ける中で日々積み重なる小さな愚痴、将来の不安――。そうした話に共感、理解を寄せてくれる人が、身近にいないと感じたことはないだろうか。近年は介護の悩みを持つ当事者同士が交流し、支え合う動きが広がっている。

 ●自分が不安障害に

 「友人に、妻が徘徊(はいかい)したり、私を殴ったりする話をしてみたが、反応は『へえ。すごいなあ』で終わり。体験していないと理解できないのは当然だが、話すことがだんだんむなしくなっていった」。若年性認知症の妻を10年以上にわたり介護している横浜市の三橋良博さん(67)はそう振り返る。

 妻芳枝さん(67)の変調は40代半ばに始まった。突然「息ができない!」と騒ぎ、得意な料理もやりたがらない。パニック障害、うつ病、更年期障害。心療内科では診断が二転三転し、大量の向精神薬を処方されたが症状は悪化する一方。何度か病院を変え、若年性認知症と分かったのは芳枝さんが52歳の時だった。

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