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ミサイル着弾のクルド人自治区 20分前に米領事館が「避難指示」 両国へ不信募る 

イランの弾道ミサイルが着弾したイラク北部・クルド人自治区アルビルの米軍駐留基地の入り口。兵士が厳重に警備していた=2020年1月9日午後0時5分、三木幸治撮影

 イランの報復攻撃で弾道ミサイルが着弾した米軍の駐留基地があるイラク北部・クルド人自治区アルビルに9日、入った。米軍によるイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官殺害をきっかけに危険水域に達した米国とイランの緊張で、対立の現場となっているのがイラクだ。巻き添えとなった住民の間には、戦闘激化への不安や両国への不信感が広がっていた。【アルビル三木幸治】

 「激しい爆音が聞こえ、家の窓が大きく揺さぶられた」。基地近くに住む主婦、ワジーラ・サイードさん(62)は「恐怖の夜」をそう振り返る。イランがミサイルを放ったのは8日未明。複数の住民によると、この日午前1時ごろ、米国領事館から突然、スピーカーで「家の外に避難してください。窓から離れてください」と放送が流れた。それ以上の説明はなく、跳び起きたサイードさんの胸に不安がこみ上げた。夫(70)が深夜の外出を嫌がったため、自宅で待機していると約20分後、巨大な爆音と小さな衝撃音が2回、基地の方から聞こえた。家が激しい地震が起きたかのように揺れた。

 この時、イランは十数発の弾道ミサイルを発射し、イラク西部のアサド空軍基地に11発が着弾。アルビルの基地周辺では2発が着弾し、1発は不発だった。米国はミサイルによる死傷者はいなかったと発表。基地の被害も軽微だったが、住民の不安は消えない。薬剤師のムハンマド・ハサインさん(30)は「米国とイランの対立…

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