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阪神大震災25年/3 被災者へ届けた「当たり前」 流通科学大学長・中内潤さん(64)

震災で全壊したダイエー「さんのみやリビング館」=神戸市中央区で1995年1月17日、本社ヘリから

 震災当時は、流通最大手のダイエー副社長。被災者に生活必需品をいち早く届けようと、兵庫県内49店のうち24店を震災当日に開店する陣頭指揮を執った。ダイエーは神戸を地盤としていた。

 東京の自宅で神戸の大地震を知り、東京オフィスに一番乗りで入った。いつもの執務室でなく、営業本部に行くと電話が鳴りっぱなし。現地の各店長からだったが、地区の本部長に組織立って連絡するようにした。本部長には電話は切るなと指示した。北海道や長崎での震災経験で一度電話を切るとつながりにくくなることを学んでいたからだ。経験値があるのは強みだった。

 午前7時に対策本部を設けた。政府より早かった。「町中が火事」との情報には「地震なのに火事?」と当惑したのは特に印象に残っている。情報収集のため、東京からヘリコプターで現地に10人を派遣した。名古屋などの配送センターからはトラックを走らせた。福岡では、フェリーが飲料水や食料品を積んだダイエーのトラックを優先的に載せてくれた。運輸省(現国土交通省)、農林水産省などさまざまな機関に連絡し、協力を得た。…

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