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時事ウオッチ

若者たちが動くわけ=富永京子

 来週はセンター試験である。筆者は若者の社会運動を研究しているため、政治に関心を持ち、社会運動をする中高生と話すこともある。当たり前だが、彼らにとっても大学入試は人ごとではない。

 昨年は中学生や高校生といった「若者」と呼ばれる人々の中でもさらに若い層による社会運動が多くみられた。下着や髪色の指定など、生徒の生活を過度に制限する校則の廃止を目指す「ブラック校則をなくそう!プロジェクト」には6万人の署名が集まり、17歳の環境運動家、グレタ・トゥーンベリさんによる「Fridays for Future」の日本版であり、京都や大阪でも行われた「グローバル気候マーチ」にも中高生が集まった。大学入試共通テストへの抗議行動でも、高校生が文部科学省前で演説するなどの活動を行った。

 若者による社会運動はメディアで取り上げられやすく、注目を浴びやすい一方、担い手が学生・生徒であること特有の困難も同時に存在する。それは、問題当事者としての期間がきわめて限定的であることだ。かりに校則などの学校のシステムや自治のあり方に異議を唱えたとしても、多くの生徒は3年ないし4年間で卒業してしまう。だとすれば、入試の制度変更に問題があっても、校則が自らの活動を過度に制限するものだったとしても、…

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