財源不足解消へ査定 知事、就任後初の本格予算案 /群馬

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 県の2020年度一般会計当初予算案策定のための最終段階となる知事査定が10日、始まった。昨年7月に就任した山本一太知事にとって初の本格的な予算編成となる。査定は今月下旬まで行い、2月上旬に予算案を発表する予定。同月17日開会予定の県議会に提出する。【鈴木敦子】

 県の予算案は、社会保障関係費の増加などに伴い12年度以降7年連続で右肩上がりで、今年度は7511億円。10年前の09年度(6611億円)から約14%増え、財源不足は基金の取り崩しなどで対応してきた。

 山本氏は昨年10月、現状の県の財政規模を維持すれば今後5年間(20~24年度)で毎年約200億円の財源不足が生じるなどとする「中期財政見通し」を発表。来年度予算編成では義務的経費を除く全ての事業費で今年度比マイナス10%の概算要求基準を設けた。

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