メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

石川創先生の鯨塾

/9 スナメリとミンククジラ 身近な存在実態把握を /山口

 国際捕鯨委員会(IWC)によると、鯨は世界で86種類とされる。その中で、日本人に身近なスナメリとミンククジラの生態や、生活史を紹介する。

 ■「食スヘカラス」

 スナメリはイルカとも呼べる小型のハクジラだが、背びれはなく口はとがっていない。ごく沿岸の浅い水域で生活するため、日本に座礁・漂着(ストランディング)する鯨の40%以上はスナメリだ。上空からの目視調査などによると、日本周辺は2万頭弱が生息し、最も多い瀬戸内海は約1万頭いるとされる。観察スポットとしては三軒屋海岸(下関市)や「もじ少年自然の家」(北九州市)の近くなどがおすすめだ。

 日本の文献で初めてスナメリが登場したのは、貝原益軒の「大和本草」(1709年)。「滑魚(なめり)」という名で「油多シ食スヘカラス」と紹介されている。食用に向かなかったことが乱獲されずに生き残れた一因だろう。各地方でさまざまな呼び名があり、県内では西部で「なめ」、東部で「ごんどう」とつく名前で呼ぶことが多い。

この記事は有料記事です。

残り771文字(全文1195文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 見る探る 赤旗はなぜ桜を見る会をスクープできたのか 見逃し続けた自戒を込めて、編集長に聞いてみた

  2. 広島の山林遺体 男女3人を強殺容疑で再逮捕へ 金銭トラブルか 大阪府警

  3. 「桜」前夜祭 安倍氏周辺、補塡認める 「前首相には伝えず」 収支報告不記載

  4. 新型コロナ 「GoTo」 札幌・大阪市へ3週間停止 政府、解約料肩代わり

  5. 捜査員に知らされた姉の犠牲 「まさか路上生活とは」「理不尽」渋谷傷害致死

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです