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米中のはざまで

安保条約60年 第1部/7止 中国、我田引水の法解釈 「国際海峡」悩める日本

 「海洋強国」として海軍力を急速に増強させる中国。2019年12月には初の国産空母「山東」を就役させた。中国が太平洋を含む外洋海軍(ブルーウオーター・ネービー)としての存在感を強める中で、日本にとって頭の痛い国際法上の問題が浮上している。

 19年11月上旬、中国・南京の会議室。自衛隊元将官や人民解放軍OB、そして日中の国際法専門家らが、両国の「国際法」の解釈について非公開で意見交換した。主題の一つとして中国側が重視したのが「国際海峡」の解釈問題だった。

 国際海峡とは、簡略化して言えば、各国の船舶などが、他国の領海であっても自由に通過できるという海峡のことだ。1994年発効の国連海洋法条約を作り上げる過程で、「海峡を閉鎖され通過できなくなると困る」という立場と、「自国領海の海峡を軍艦などに自由に通過されては困る」との立場が激しく対立した。その結果、妥協案として生まれたのが、「国際海峡においては通過通航権を認める」との考え方だ。

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