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コメの等級制度 厳しい検査基準、過剰農薬

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スーパーの袋詰め精米売り場には多様な商品が並ぶが、元の等級は表示されていない=東京都台東区で
スーパーの袋詰め精米売り場には多様な商品が並ぶが、元の等級は表示されていない=東京都台東区で

 <くらしナビ ライフスタイル>

 コメの品質の指標とされる等級制度はおかしい、という声が根強い。一部の農家や消費者団体などは、等級を決める農産物検査の仕組みが農薬の使い過ぎを招き、公正なコメの流通もゆがめていると批判してきた。だが見直しはほとんど進んでいない。

 等級の基準の中で厳しいのが「着色粒」だ。カメムシが稲穂の汁を吸った跡が黒っぽく変色したもので、混入率が0・1%以下なら1等、0・3%以下なら2等、0・7%以下なら3等。着色粒は食べても害はなく味もほとんど変わらないとされる。精米までの過程で「色彩選別機」で除去されるため、店頭で消費者が手にする際は、ほとんど入っていない。

 しかし、1等米と2等米で、出荷価格には60キロ当たり600円の差が生じる。このため、多くの農家が着色粒を減らして1等を確保しようと、カメムシ防除の農薬を使う。散布される「ネオニコチノイド系農薬」はミツバチ大量死の原因と疑われる。欧州連合(EU)が2018年、3種類について屋外使用を禁じるなど海外で規制が強まっている。

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