シベリアの冬越せず24歳で…やっと分かったおじの消息 遺族「昔話にしてはならぬ」
毎日新聞
2020/1/11 11:00(最終更新 1/11 11:00)
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戦後75年を迎える。人々の戦争の記憶が薄れる中、新たに記録によって肉親の死の様子を確認する人もいる。東京都板橋区成増の小野ミチ子さん(81)は、旧ソ連のシベリアに抑留されたおじの死を記録したソ連の文書を厚生労働省を通じて手に入れた。亡くなった事情を初めて知り「歴史を伝えることができる」と話している【青島顕】
佐賀県北有明村(現白石町)出身で、母の弟にあたる山口一義さん(1921年生まれ)は干拓地で農業をしていた。近くに住んでいた小野さんは、ヤギを飼っていたことなどを覚えている。戦時中に出征したまま帰ってこなかった。消息は分からなかった。
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