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男子ソフトボール界の二刀流、松田光選手 世界選手権6冠「投打とも一流」

2019年のWBSC年間最優秀選手に選ばれた平林金属の松田光選手=岡山市北区で、益川量平撮影

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 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(25)に匹敵する“二刀流”が、岡山にいる。ソフトボール男子日本リーグの平林金属に所属する松田光選手(33)。2019年は6月にチェコで行われた世界選手権で日本を準優勝に導き、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が選ぶ年間最優秀選手に選ばれた。

 世界選手権での活躍は圧巻だった。投げては、いずれも出場選手中トップの4勝、防御率0・46をマークし、打撃でも打率5割4分5厘、13打点に加え、出塁率、長打率でも1位に立って6冠に輝いた。野球・ソフトから1人ずつが選出されるWBSCの年間最優秀選手の受賞は、日本選手では14年の上野由岐子選手、15年の大谷選手らに続き4人目の快挙。松田選手は「海外の選手からたくさん連絡をもらって重みを感じた」とほほ笑む。

 千葉県四街道市出身。小1でソフトボールを始め、千葉敬愛高ではチームを全国高校選抜優勝、京産大では西日本大学選手権2連覇に貢献。10年に平林金属に入社して以降は、投打で数々のタイトルを獲得。19年は最多勝利投手賞(11勝)と打点王(30打点)を手にし、最高殊勲選手賞に輝いた。

左右で太さが違う前腕部を見せる松田選手。太い右前腕が本塁打量産を支えている=岡山市北区で、益川量平撮影

 マウンドでは、最速129キロの速球や多彩な変化球を操り、球速が伸び悩んだ高校時代につかんだ巧みな投球術と制球力で相手打者を手玉に取る一方、「好きなのは打者」。バットを握れば太もものような腕で打球を軽々と飛ばす。あまりに柵越えを連発するため、会社が持つ球場のネットを10メートル高くしたほどだ。「投球で鍛えた右前腕が球を押し込む力になっている」と松田選手。相手投手の仕草などから球種やコースをつかむといい、「打者と投手を両立しているからこそできる」と言い切る。

 日本代表のアシスタントコーチも務める平林金属の吉村啓監督(43)によると、ソフトボールでは投打で活躍する選手は珍しくないが、「松田のように両方で一流はいない。日本ソフト史上で間違いなく最高の選手」といい、「速球が速く、パワーもある。顔は三枚目だが、ソフト界の大谷ですね」と笑う。

 今後の目標は、昨年果たせなかった世界一。33歳になり、ベテランの域に入ってきたが、松田選手は「分析能力が上がっている。鼻息を荒くしてまだまだ練習する」。老け込む気は毛頭ない。【益川量平】

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