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余録

福島県会津地方に「はじめて降った雪」の昔話が伝わる…

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 福島県会津地方に「はじめて降った雪」の昔話が伝わる。チリが落ちていただけで激怒する領主が見回りに来ると聞いて村人たちはうろたえたが、夜に初めて雪が降ってチリを覆い隠した。その後、毎年雪が降り、大雪の年には豊作に恵まれるようになった▲北海道から山陰にかけての日本海側は人口が多い地域としては世界的に異例なほど降雪量が多いそうだ。それだけ、雪と人との関わりも深い。昔話には雪はありがたいものだと言い聞かせる意味もあったかもしれない▲きょうはスキーの日だ。1911年に旧オーストリア・ハンガリー帝国のレルヒ少佐が新潟県で陸軍の部隊に初めて近代的なスキー技術の指導を行ったことにちなんだ。減少が続いてきたスキー人口だが、日本ならではの新雪のパウダースノーを好む外国人観光客が増えている▲明るい材料が出てきた中で各地のスキー場が深刻な雪不足に悩まされている。十分な積雪がなく、開業延期やイベント中止を迫られるスキー場が相次ぐ。周辺のホテルや旅館も大変な思いをしているだろう▲必ずしも温暖化の影響とはいえないらしい。東北大や気象庁などの研究では温暖化が続くと、太平洋側では大雪が減るが、日本海側は平野部の一部で減る一方、山岳地帯ではむしろ豪雪が増えるため、全体では現在とほとんど差がないという▲スキーができなくなることはなさそうだが、安心は禁物だ。「雪が降っていた時代」が昔話になることがないように温暖化防止の努力は続けたい。

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