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『最果ての決闘者』=逢坂剛・著

 (中央公論新社・2090円)

 西部劇の大ファンで自ら日本ではきわめて珍しい西部小説を書き始めた逢坂剛のシリーズ第二弾。

 箱館戦争に敗れた新選組の土方歳三がなんと五稜郭で死なず、アメリカの船でフロンティア時代の西部へと渡る。奇想天外。

 土方は箱館の戦いで重傷を負い記憶を喪失している。それでも剣の腕は立つし、吹き針という秘技も持っているから西部のガンマンたちにも屈しない。

 物語の設定は意表を突くが、細部の充実さがあり荒唐無稽(こうとうむけい)を感じさせない。西部の男たちはどんな旅をしていたか、どんなものを食べていたか、地形はどうだったか。細部がきちんと調べて書かれている。

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