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「みんなで一緒に参加したかった」 大川小、震災当時の5年生が成人式

成人式で黙とうする只野哲也さん(中央)=宮城県石巻市で2020年1月12日午後2時12分、和田大典撮影

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で12日、成人式があった。児童74人が津波の犠牲になった市立大川小の当時の5年生たちも、亡き友らへの惜別と新成人としての決意を胸に、「みんなが生きていたことを伝えていく」と晴れの日を迎えた。【百武信幸】

「大川小にみんなが生きていたことを伝えていく」

 市中心部の石巻地区の式に出席した大学2年、只野哲也さん(20)はこの日、スーツの胸ポケットに2枚の写真を忍ばせた。1枚は震災で亡くなった母と妹、祖父らとの家族写真。もう1枚は震災前、同小の同級生と納まった集合写真。「みんなで一緒に参加したかった」。式典で黙とうをささげた。

 当時の5年生15人のうち、助かったのは9人。学校にいて生き延びた5年生は、津波に流されながら裏山の斜面にたどり着いた只野さんら2人だけだった。転校などもあり、一緒に小学校を卒業したのは7人で、中学進学以降は離れ離れになった。只野さんは市の内陸部に引っ越し、同級生同士で顔を合わせるのは3月11日ぐらいだ。

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