ロシア、平和条約締結「前提文書」作成を日本に要求 「在日米軍の脅威排除」内容か
毎日新聞
2020/1/13 20:22(最終更新 1/14 10:52)
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日露両国が2019年1月に開始した平和条約交渉を巡り、ロシアが条約締結の前提条件となる文書の作成を日本側に求めている。複数の日露外交筋が明らかにした。文書の呼称や形式はまだ定まっていないというが、北方領土を引き渡しても「在日米軍がロシアの脅威とならない」ことなどの確約を求める内容とみられる。実質的な2段階の解決策を提案することで、平和条約締結や北方領土引き渡しに容易には応じない立場を示した形。日本は難しい対応を迫られそうだ。
プーチン露大統領は18年秋にも安倍晋三首相に対し、領土の引き渡しを盛り込まない平和条約の締結を呼びかけ、実質的な2段階の解決策を提案。このときは安倍首相が…
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