会員限定有料記事 毎日新聞
がんや心臓病といった病気になるリスク、太りやすさや記憶力の良さ、寿命まで――。遺伝子で病気のリスクや体質を調べる民間の遺伝子検査サービスが普及し、利用者は100万人以上に上るとみられる。どんな検査なのか、記者(30代男)が幅広い項目を検査する大手のうち3社のサービスを受けてみた。
3社は、約300項目を調べて結果を提供している。費用は、約3万7000~約1万6000円。セール中だったり、冊子形式で結果の受け取りを希望したりすることで、値段が異なった。インターネットで申し込むと、唾液の採取用のキットと同意書が宅配便で届いた。
説明書を読むと、どの社も「遺伝子の統計的な傾向を示すもので、診断ではない」などと強調。ある社のパンフレットには「研究協力のお願い」とあり、「『健康長寿社会』の実現を目指します」「あなたの遺伝情報を活用します」などと記載されている。3社とも検査と研究利用への同意書に署名し、投函(とうかん)すると約1カ月後にメールで通知され、ネットで結果を閲覧できた。
最も気になったのは「寿命」だ。父が病気で早世しており、覚悟してページを開いた。
1社目…
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