photoリポート 胸に「津別愛」 記者走る /北海道

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
消防出初め式の取材に訪れた相沢さんの周りに団員たちが集まる。「自分にとって町の若い人たちは子供や孫、お年寄りは親だと思っている」=北海道津別町で
消防出初め式の取材に訪れた相沢さんの周りに団員たちが集まる。「自分にとって町の若い人たちは子供や孫、お年寄りは親だと思っている」=北海道津別町で

 「真由美ちゃん、元気にしてる? 今年もよろしくね」。津別町の消防出初め式。取材に訪れた「津別新報」の相沢真由美さん(64)に消防団員が語りかける。「何とかやっているわ。よろしくね」。団員が集まり、会話が弾む。「みんな子供の頃から知ってる人ばかりなの」。笑顔の輪が広がった。

 「津別新報」は同町唯一のローカル新聞。町史によると、1948(昭和23)年に「津別新聞」が発刊し、編集に携わっていた父正男さんが69年に「津別新報」の代表となった。2020年1月1日の紙面で3689号。現在は月3回発行、相沢さんが一人で取材や配達、集金をこなし、地元のニュースを届けている。

 高校生の頃は叔父が暮らすブラジルに行くのが夢だった。「町から出たい願望があったのかもしれない」。札幌市内の短大を卒業後、就職して渡航費用をためた。27歳で念願のブラジルへ。夢がかなった喜びもあったが、危険も体験し厳しい現実を知った。3カ月ほどの滞在だったが、今の自分が形成されたという。

この記事は有料記事です。

残り350文字(全文777文字)

あわせて読みたい

注目の特集