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余録

桃栗三年柿八年…

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 桃栗三年柿八年。先週、自民党本部の仕事始めで安倍晋三首相が8年目に入った長期政権を自賛した。「ゆずは九年の花盛り」と言葉を継ぎ、来年9月までの総裁任期を強調したのは、五輪後退陣説がくすぶるからだ▲あいさつは「梅はすいすい十三年、梨はゆるゆる十五年、リンゴにこにこ二十五年」と続いた。梅は和歌山県選出・二階俊博幹事長への気配り、梨は鳥取県選出・石破茂元幹事長への当てこすり、リンゴが秋田県出身・菅義偉官房長官への目配りと聞こえたのはうがちすぎか▲どっと沸いた会場に、ずっと与党で居続けると疑わない自民党の慢心が表れていた。弱小野党は合流協議すらまとめられないのだから無理もない。議論の衰えが政界を覆う▲ある資産家が自民党のベテラン議員らにごちそうを振る舞った。美酒が回ると先生方は政権批判で大いに盛り上がったそうな。閣僚もいたが、反論はなかった。言いたいことが言えた派閥政治を懐かしむ愚痴で、宴は終わったという▲安倍首相が否定しても、側近が「トランプ米大統領再選なら任期延長で政権続投だ」とうそぶくのは本音だろう。同盟を取引とみなす大統領が何をしようと、支持し続ける姿勢は徹底している。長い目でそれが国益か、神様ならご存じか▲桃栗三年柿八年は、果樹が実をつけるまでの歳月を教えている。栽培者によると正しいそうだ。ただし、ゆずは言い回しが諸説ある。梅から後は言葉遊びで実はもっと早く結ぶ。挿し木や接ぎ木も効果がある。

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