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時代の波にもまれる日本企業や組織を描く「変革」第11部は、04年の球界再編問題から大きく変化してきたプロ野球のパ・リーグに迫る。

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第11部 プロ野球 パ・リーグ/17 オリックス データは宝

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「バファローズってなんなん?」のトップ画面=オリックス公式HPより
「バファローズってなんなん?」のトップ画面=オリックス公式HPより

 大阪近鉄バファローズの名が消えて4年目のシーズンとなった2008年。10月1日のオリックス・バファローズの本拠地最終戦は、通算525本塁打を放った清原和博の引退試合となった。41歳だった清原は涙を流し、ユニホームを脱いだ。本来なら満員の観客でスター選手を見送るはずなのに、上段席には空席が目立った。

 チケットは早々に完売した。それでも、約3万6000人収容の球場で来場者数は3万175人止まり。回数券での来場者の数を読み誤る痛恨のミスだった。

 近鉄との合併以降、観客数は伸び悩んだ。05年が135万6156人で、07年には113万7186人まで落ち込んだ。事業推進部副部長の山本康司(45)は「当時、来場客の性別や年齢、来場履歴などがまったく分からなかった」と振り返る。そこで12年から取り組んだのが、CRM(顧客データの一元管理)だ。19年に集めたデータの分析を進めると、30代は苦戦しているが、20代は健闘しているという意外な結果が出た。…

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